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【iPhone12】直線的でスクウェアなデザインになった4つの理由

NullNone (ヌルナン)

ただの大学助教.学びと生活改善情報を中心に8割ぐらいの力で好きなことを書いてマス.Apple,ガジェット,自転車好き.将来は海外で論文書きながら暮らしたい.

iPhone12シリーズの実機触ってきました.

美しくて好感が持てる.今までのiPhone11やiPhoneXRより好きだ.

その理由はやっぱりデザインでしょう.iPhoneのデザインの中で初代iPhone SEが自分の中では一番好きなデザインだったがそれに戻ったようなデザイン.

スマホは前面液晶.背面はカメラっていう常識の中で伝統工芸品のような美しさをメーカーは出している.なかでもiPhone12シリーズがピカイチ.今回はなぜiPhone12シリーズが今までの曲線的なデザインから直線的なスクウェアなデザインに転換したのか考えてみる.

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人は美しいデザインに惹かれる

自分はスマートフォンにカバーやケースをつけない.理由はスマホの美しさを楽しみたいから.

そのことをまとめた記事はこちら,

スマホカバーを付けている人でも久しぶりにカバーを外すと「あー,俺のスマホ綺麗だなー」って思うことだろう.今自分が使っている「OPPO A5 2020」もエントリースマホだけどデザインは気に入っている.

カメラを中央に配置することで,スマホを横向きにしてもカメラに指が入りにくい.デザインと機能を兼ね備えたようだが肝心のOPPOがそこまで考えていたかは不明.

今回発表されたiPhone12シリーズは全て直線的でスクウェアなデザインとなった.

実はスクウェアなデザインは2018年のiPad Proがスタートでこれまでのラウンドデザインから変更された.今月発売のiPad Air4もスクウェアなデザインとなった.ネットでは「iPhone5」や「iPhone4」のデザインに回帰した!なんて言われている.

直線的でスクウェアなデザインになった理由

新しいiPhoneが出てくると「新機能」や「スペック」が注目されがちだが美しいスマホの理由としてデザインを考えてもらいたい.自分が考えるiPhone12がスクウェアなデザインである理由を以下に挙げる.

スクウェアなデザインはステータスを上げる

車が一昔前までは,スクウェアなデザインだった.

これは板金技術が今ほど優れていなかったためで,曲線を造形することが難しかったし,量産車としてコストと見合わせたときに直線的で四角いデザインが優れていた.粘土モデルで型取りをするとスクウェアなデザインが作りやすかったようだ.

この四角いデザインは丸い車よりも大きく,力強く見せることができる.所有者のステータスシンボルとしてアメリカを中心に四角く大きな車が流行った.それが日本の車にも取り入れられるようになった.

つまり四角いことはステータスを上げる効果がある.

iPhoneは他のAndroidと比較しても高級なスマホである.だが機能は他のAndroidが一部高性能な部分もある.

そこでユーザーに所有欲とiPhoneを持つ喜びを持ってもらうためにラウンドデザインから転換してスクウェアなデザインにした.

内部構造を拡大できる

ホームボタンをなくし画面を拡大することで余分な物理ボタン部分を別の構造へと置き換えることができるようになった.しかし,機能は増えるばかり...

となると本体の大型化をするしかない.

どうしても曲線的なデザインは直線的なデザインに比べて同じ大きさの場合,内部体積が小さくなってしまう.

バッテリーの大型化やカメラも増えた.スクウェアなデザインは必然かもしれない.

また,ラウンドデザインよりもスクウェアなデザインの方が画面が大きく見える.iPhone X以降に登場したノッチがiPhone12も継続されていることから,画面の大きさをAppleは強調したいと思われる.

iPhone12 miniが登場することからも,miniだからといって画面サイズを小さく見せたくないと思う.できるだけ本体はコンパクトになおかつ画面を大きく見せる.スクウェアは理にかなっている.

スクウェアは手に馴染む

店頭でiPhone12を手にしたときに思った.今までのiPhoneは曲線的で落としそう..

スクウェアなデザインとなってからエッジ部分がしっかりと手になじみ,ホールドされ落としにくくなった気がする.

特にカバーをつけない自分としてはこのほうが好感が持てる.自分は断然スクウェア派.防水機能がついていることからも濡れた手でiPhoneを持つときに曲線的なデザインはすべってiPhoneを落としやすい.

今は,Appleもコロナで人員削減と対応の手間を省きたいところ.

iPhoneの修理受付はAppleにとっても大きな収入源ではないだろうし,できるだけ修理の受付は省きたい.膨大に売れているiPhoneだからこそ,こう言うデザインの変更で大きな効果が出てくるだろう.

テレビやエアコンのリモコンがスクウェアなデザインしかないのも同じ理由かもしれない.

iPhoneを固定することを前提に

iPhone11からiPhone12になって一番の注目点はカメラ性能がピカイチに向上したことだと思う.iPhoneを使った動画撮影や夜景撮影.

手ぶれ補正があるとはいえ,iPhone自身を固定して使用する機会は増えた.

iPhoneを固定する場合,挟み込むような固定具がほとんどだが,曲線的なデザインだとかっちりとホールドしにくい.斜めに固定されたりする場合もある.

iPhoneでYouTubeを撮影することも多いだろうし,ジンバルなんかで撮影するときにスクウェアデザインは圧倒的有利.

iPadもスクウェアなデザインとなったのはモバイル製よりも固定して使用する機会が多いことをAppleも理解している.

カメラ性能を上げた分,利便性も上げてくるところがAppleさんさすがです.

なんてたって美しい

今回は曲線的なデザインからスクウェアなデザインになった理由を考えた.まとめると

  • ステータスを上げる効果
  • 内部構造の拡大化
  • iPhoneの落下防止
  • 固定具との対応性向上

正式にスクウェアなデザインとなった理由はAppleから発表されていないが,今回あげた点は可能性としては大いにあると思われる.

いずれの理由にせよ,最大のメリットは美しいことだ.

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