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【投資】VT一本か,VYM一本か

NullNone (ヌルナン)

ただの大学助教.学びと生活改善情報を中心に8割ぐらいの力で好きなことを書いてマス.Apple,ガジェット,自転車好き.将来は海外で論文書きながら暮らしたい.

昨年に比べて不安定な米国株.

 

個別株は今年の年初に全て売却し,インデックス投資のみのポートフォリオとしてから,

とりあえず為替と上げ下げを無視して定期的に購入.

 

ここで一度振り返って,投資方針を考えたい.

 

個別株はマニアック

米国個別株をしていた頃は,個別株の値動きを見て楽しんでいた.

個別株の良いところは,例えダウ平均が下がったとしても個別では上がる銘柄があったり

上げ幅がインデックス指数より大きかったりと,全体の株価指数に引っ張られない利点があった.

 

なので,インデックス投資と個別株を上手く組み合わせれば,インデックスでのマイナスを個別で補い.

個別のマイナスをインデックスで補いと上手く運用していけると考えたからだ.

 

やっぱり個別株は面倒

 

ただ個別株はいちいち業績だの,株価に影響を与えるニュースだの気にしていないといけない.

よくネットで見かけるように「個別株はマニアック」と言われるが,なるほどその通りだと感じる.

結局,投資が趣味化していないと個別株は面倒.

 

それに,手元に10万円あるとして,いくらを個別株とインデックス投資に配分するかを考えないといけない.どちらかの比重が大きくなると,理想とする補い合いが上手く働かずに破綻する.

インデックスより高配当なのは魅力だが,倒産リスクを考えると全力投資しにくい.

コカコーラやP&Gが倒産しないとも限らない.

さっさと手放してインデックス投資のみとした.

 

VT一本か,VYM一本か

今手元に所有しているインデックス投資は,

VTとVYM.

余剰資金が発生した場合に,VTやVYMを購入しているのだが,やはりここでも二つあるとどちらを優先的に購入すべきか迷う.

そこでVT一本と,VYM一本とした場合を考えてみることとした.

 

VTのいいところ

 

米国ならVTIの人気が高い以下の理由でVTとしている.

 

VTは一株あたりの価格が安い

 

積立購入をするにあたって,手元の資金が一株あたりに満たない場合,

機会損失によって利益が出ない場合がある.

VTならVTIの半値近くで購入できるので,手元の余剰資金で即座に購入しやすい.

 

VTIは米国100%がデメリット

 

VTは,連動指数がFTSE-GACI(グローバル・オール・キャップ・インデックス)であり,投資対象銘柄が全世界の8,000超の企業で構成され世界に広く分散されているので俗にいう全世界株式だ.

 

VTも結局米国が過半数を占めた銘柄であるが,結局は管理のしやすさだ.VTIなら米国100%なので,米国以外が成長した場合にVTIから乗り換える必要がある.

米国が成長し続けると信じられる人はVTIでいいが,僕は信じられるようで信じられない.VTなら米国以外が成長すれば,現在の過半数を占める割合を米国から例えば中国や日本に勝手に変えてくれる.

 

何より,VTIより米国株価の値動きがマイルドなのがいい.VTIが大きく上がったり下がったりする株価に比べて,VTは米国を過半数に占めているだけで,100%ではないので値動きがマイルド.そのため下がった時の心理的なショックも少ない.

 

経費率はそこまで気にいならない

 

VTよりVTIの方が約半値ほどの経費率だが,今でも十分に安い.

オールカントリーや他の投資信託も候補に上がるが,素直にバンガード社のVTを購入している方がシンプルで分かりやすい.基本的にはよくわからないものには投資しないし,信頼できない.

 

楽天証券なら購入手数料が無料

 

わずかな手数料であっても,地理も積もればナントカ.

VTも余剰資金ができるたびに購入をしているが,為替手数料と購入手数料を支払っていては投資をしていてもあんまり気分が良くない.

せめて手数料は為替だけにして欲しいものだが,VTはその点購入手数料が楽天証券では無料なのでありがたい.

 

VTの方が配当が高い

 

VTはインカムゲインを狙う銘柄ではないのは承知しているが,やはりVTIに比べて配当が高いのはメリット.株価は下がっていても配当が永続的に入ってくるのも精神的に安心できる材料だ.

ここで配当のみに重きを置いているのがVYM.

 

VYMのいいところ

 

VTに対してVYMのいいところをまとめる.

 

配当が高い

 

VYMは高配当ETF.

その名前の通り,配当が高い銘柄で構成されている.そしてキャピタルも狙える優れもの.現在はVTよりもこちらの方が多く所有しているが年4回そこそこの金額の配当がもらえるのは嬉しい.

円安が進めば進むほど,配当金額は高くなるが,購入がしにくくなるのでなんとも言えない.

 

ハイテク銘柄が入っていない

 

自社株買いで成長をするグロース株がVYMには入っていない.

今の米国株の失速の主たるものはハイテク銘柄の失速なのだろうが,高配当銘柄を構成しているがゆえにディフェンシブな銘柄が多い.

もしグロース株中心のQQQなんて購入していれば,僕は投資をやめていたかもしれない...

VYMは安定的で持っていても心理的ストレスが少ない.大きな成長は見込めないが長期的に所有する上ではVTよりも懸念材料は少ない.

 

 

結局,VT一本か,VYM一本か

インフレ抑制のための利上げのせいで株価が不安定.

どちらも値動きとしては安定しないが,やはりどちらか一本にしたい.

今の所VT一本化で75%ほど気持ちは落ち着いているが10月ごろまでにはVYMを売却したい.

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