Apple製品の中でiPhoneやiPadが生産終了となったとしても,おそらく生きていける.
でも「MacBook」だけは残して欲しい...と思うヌルナンです.
さてさて,Appleが本日新しく「MacBook Pro 14インチ/16インチ」を発表した.10月26日から出荷予定だが欲しくてたまらない.
今日は,自分が買う時用に新型MacBook Proについてサクッとまとめる.
充電できるところが増えた【MagSafe3】と【Thunderbolt 4】
今回から充電ポート「MagSafe」が帰ってきた.しかも「Thunderbolt 4(USB-C)ポート」も充電に対応している.MagSafeは「MagSafe3」という名前で登場し,これまでのUSB-CメインだったMacBookは充電に悩まされなくて済みそうだ.
AppleはiPhoneにしてもLightningケーブルにしてもUSB-Cにしても充電に対して消費者をブンブン振り回すのが好きなようだが新しいMacBookでそれともおさらばだ.
MagSafe自体は2006年にAppleが開発したマグネット式の充電接続.オフィスや外出先で充電するときにケーブルを引っ掛けたりした時に,接続端子やパソコンへのダメージを減らす心遣いの感じられたものだったが,その10年後に突然USB-Cに方向転換した.心遣いは不要になったのか,パソコンが強くなったのか理由は不明.
なんにせよMagSafe3が帰ってきてくれたことで,外出先での充電に若干のストレスフリーとなる.コロナ禍で在宅が増えたし,MacBook Pro自体そこまで持ち運ぶ端末ではないような気がするが,Appleは何を考えているのか相変わらず分からない.
付属している電源アダプターは,14インチモデルは8コアCPUのM1 Proモデルで「67W」,10コアCPUのM1 ProかM1 Maxモデルで「96W」.16インチの場合は,「140W」と大出力な電源アダプターになっている.
バッテリー駆動時間も伸び,14インチモデルでは,これまでより7時間長い最大17時間のビデオ再生.16インチモデルでは,10時間長い最大21時間のビデオ再生が可能.MagSafe3によってMacで初めて高速充電に対応した.30分で50%まで充電できるようだ.
じゃあ,MagSafe3とThunderbolt 4の両方から充電したらどうなるんだろう...
M1チップは2種類
まるでiPhoneのようなネーミングだが,MacBook Proには「M1 Pro」とその上位にあたる「M1 Max」の2種類のチップを披露している.うっかりしているとどっちが上位のチップか分からなくなりそう.
M1 Proは最大で8つの高性能コア+2つの省電力コアの10コア構成で,CPUのパフォーマンスだけで見るとM1比で最大70%向上.メモリもM1では16GBまでだったが32GBまで増やすことが可能.
M1 Maxは名前の通りM1シリーズの性能を最大限引き出すチップセット.M1の約4倍の性能のようだ.メモリは32GBもしくは64GBの選択が可能で,おそらく普通のユーザーには必要ないほど高い性能を持つのだろう.GPUをフルに使うような3D処理や,大規模演算に向いている.これまでこういうのはデスクトップ型やサーバーが得意とする分野だが,ノートパソコンで出来てしまう可能性を見せるところがApple様.
Touch Barよさようなら
今回の新型MacBook ProからはTouch Barがなくなった.アプリによってキーボードを変えるアイデアは素晴らしいが,いっそのことフル液晶のTouch Barにして欲しかった.
だから,Touch Barを無くす判断は正直正解だと思う.最初はTouch Barも使いやすかったが,キーボードを打ちながら液晶を触るという変な感触にはやはり慣れない.Touch Bar設定の問題かもしれないが,Touch Barでは必要な時にいつものキーが出ていないことも多く困ったことも何度か.
そしておかえり物理キーボード
結果,Touch Barは流行りの一種となってしまって廃止.フル物理キーボードに戻りました.ファンクションキーも物理キーとなって押しやすくなっていいね.
接続端子が豊富
これこそMacBook Proと言わんばかりに接続端子が増えた.増えたというかUSB-Cしかなかった前モデルが異常かもしれないが.
新型MacBook Proについている端子は以下の通り,
- 3ポートのThunderbolt 4
- HDMIポート
- SDXCカードスロット
- MagSafe 3
- ヘッドホンジャック
これでUSB-Cの時のようなアダプタを持つこともなくなりそうだ.バッテリー駆動時間といいMagSafe3といい.コロナで在宅が多かった分AppleはMacBook Proを持ち出して外出させようとしているとしか思えない.
まだまだいっぱい
新しくなってまだまだいっぱい変わったところはあるが,メインは上記に挙げたものだ.特にMagSafe3と物理キーボードとバッテリー駆動時間はパソコン作業に大きく影響する部分なので「道具」として使いやすくなったことは間違いない.
決して安くはないが,高い生産性を生み出すことは間違いないので,購入の検討はしてもいいかもしれない.
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