最近スマホのことばかりを書いている気がするが,自分が格安SIMだったりスマホが好きだからかも知れない.今日は,MNOとなった「楽天モバイル」について検討したので記事にする.
「MNO」や「ワイモバイルとUQモバイルの比較」については以前の記事で,
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楽天モバイルの特徴
かつては格安SIMとして楽天モバイルはサービス展開を行っていたが,2020年4月7日から格安SIMの新規サービスの受付を終了し,楽天回線を使用したキャリアサービスである「Rakuten UN-LIMIT」を開始した.
これまでの「ドコモ」,「au」,「ソフトバンク」に次ぐ第四のキャリアとなったわけだ.格安SIMでなくなった分,サービスや料金が気になったので調べてみた.一応実店舗での聞き込みも行ったので記載する.
料金プランが秀逸な点
楽天モバイルの2020年9月12日現在,Rakuten UN-LIMIT 2.0 の具体的な料金プランは以下の通り,
プラン名 | 料金 |
Rakuten UN-LIMIT | 2,980 円 |
とてもシンプルで好感が持てるが,色々と条件があって相変わらずややこしい.
しかし,この料金プランでは,「データ無制限」「高速通信」「電話かけ放題」が含まれる.データ無制限で使え,かつ電話かけ放題で「2,980 円」は他のキャリアや格安SIMにはないプランでしっかり差別化されている.このデータ無制限はテザリングにも適用されるので,スマホをモバイルルータ代わりに使用している方にも良い点だ.
特に,格安SIMだとどうしても電話を利用する人にとっては無料通話や話し放題プランがない分,データ通信専用SIMなんかで契約して音声通話専用SIMとデュアルSIM化する必要があるが,楽天モバイルならその必要はない.
しかも今なら先着300万名が1年間だけプラン料金が無料になる.今日も店舗では300万名に達していないと言うことなので,今からでも間に合うようだ.
楽天回線エリアがほとんど開通していない点
実はこれが結構致命的で,2020年9月3日の時点でのエリアは以下,
東京や大阪の都会なら大部分がエリア内だが,地方の田舎ではまだあんまり開通していない.というかほとんど開通していない.順次エリアは拡大されていくだろうが,楽天モバイルを契約しても楽天回線が使えないのだ.それでは楽天モバイルは使えないのかって話になるがここからが本題.
実は楽天回線がエリア外でも楽天モバイルを持つメリットがある.以下にそのメリットを紹介する.
エリア外でも楽天モバイルのメリット
パートナー回線が使える
楽天回線エリア外では楽天モバイルが使えないのかというとそうではなくて,楽天モバイルでは「パートナー回線」が使える.パートナー回線は「au」のエリアなので,キャリアエリアの分,田舎や地方でもつながるところは多い.
しかし,データ使い放題ではなく「データ容量 5GB / 月」の制限となってしまう.これは正直仕方ないが,月5GBで「2,980円」なら普通のキャリアを使うよりも安い.しかも「5GBを使い切っても,最大1Mbps で使い放題」である.
通常なら,速度制限を超過した場合は128kbpsが多いのに対して,約10倍の速度で超過後も使用できる.
だから現時点では楽天モバイルを契約しても楽天回線ではなくてパートナー回線のauで使用をすることになる.自分はBIGLOBEのau回線を使用しており,特に速度やエリアに不満はない.しかも速度制限後の速度引き上げや月5GBも使えるのでメリットが大きい.
Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題
正直,こういうアプリを使わされるのはあまり乗り気ではないが,電話を使用する人にとってはかなり大きなメリット.2,980円内に国内通話かけ放題の料金が含まれている.「Rakuten Linkアプリ」経由で電話をすれば良いだけだ.
通常の電話アプリを使用した場合は「20円/30秒」の料金が必要となるので注意.必ず,Rakuten Linkアプリを使用しなければならない.
さらに国内SMSも使い放題である.一部対象外の番号はあるが,今でもメールやLineを使わずにSMSで連絡をしてくる人はいる.そういう時も気にせず送受信できる.ちなみにSMSもRakuten Linkアプリを使用して送受信することが前提となる.
契約解除料無料
これは最近当然のようにもなってきているが,未だに契約更新月や契約解除料,違約金のことを考えなければならない人も多い.その点楽天モバイルは契約解除料がいつでも無料である.
当然,端末代金が分割で支払っている場合は別途端末代金は必要となるが,次のメリットであまり気にならなくなると思う.
キャンペーンが凄い
楽天モバイルをもつには楽天会員であることがこのキャンペーンをうける前提となる.自分も楽天モバイルを持つために楽天会員になろうかと検討中である.
今ならRakuten UN-LIMITを契約すると最大26300円分相当のポイントが還元される.その内訳は,
- 対象の機種とプランのセット購入で最大20000ポイント
- オンライン申し込みで3000ポイント
- 申し込み時の事務手数料で3300ポイント
となる.未だにスマホの契約時にはどの携帯会社も一律3000円の事務手数料が発生して,内訳がわからないシステムは謎だがこのキャンペーンが故に楽天モバイルモバイルを検討するきっかけとなった.
キャンペーンの対象機種は楽天モバイルのサイトに一覧が記載されているが,自分は以下の2機種オススメ.
- OPPO A5 2020
- Rakuten Mini
OPPO なら端末代金20019円に対して,ポイントが20000ポイント.Rakuten Miniなら端末代金17000円に対して,ポイントが15700ポイント.端末代金を一括で支払ってもポイントでほとんど還元される.オンラインで申し込みすれば,完全に端末代金はポイントに変換されるだけだ.
ポイント還元のタイミングだが8月11日(火)9:00より,「開通完了月の3カ月後の末日までに」から「開通完了月の翌々月の末日までに」に変更されている.若干のタイムラグがあるので注意.
上記に記載したRakuten Miniに関しては2020年9月11日(金)9:00よりポイント還元の特典が付与されたのでまさに今が申し込みどころだろう.
しかも300万名まで1年間「2,980円」が無料で契約解除料無料.使い方は人にもよると思うが自分は期間限定を前提にサブ機として契約を検討している.
楽天モバイルのデメリット
これまで楽天モバイルかなり褒めてきたが,デメリットもある.
iPhone の使用は自己責任
これは結構辛い.今手元にあるiPhone 7を楽天モバイルで使うのは動作保証外で自己責任となる.契約しても使えない可能性がある.
正確には,iPhone XR以降の製品はeSIM対応製品なので楽天モバイルでのeSIMが使えるが,それ以前の端末では微妙.しかも少し前までは「Rakuten Link」アプリがiPhoneでは使えず無料通話ができない状態だったが,2020年7月8日から iOS向け「Rakuten Link」が提供されている.
あくまでiPhoneは自己責任てことになる.iPhoneを使いたいならeSIMとDSDSが今はいいかもしれない.
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なんと言っても楽天回線エリア
やっぱりせっかく売りにしている楽天回線で高速かつデータ使い放題を利用したいが,順次拡大中なのでユーザーは待つしかない.
早くエリア拡大してもらいたいものだ.
まとめ
楽天モバイルについてCMでよく見かけるがあまり関心がなかった.しかし調査してみると3大キャリアに並ぶサービスかつ料金とポイント還元で他にはない魅力的なキャリアだ.
自分は期間限定と考えているが,1年間無料を過ぎても「2980円」なので,無料通話を付けたサブブランドのワイモバイルやUQモバイルより安いかもしれない.自分だけでなく,電話をよく使用する家族の乗り換えも検討の価値あり.
とりあえず自分は今から楽天会員になる