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【大学院】院へ進学を考えている全ての人へ.進学のメリットを解説

NullNone (ヌルナン)

ただの大学助教.学びと生活改善情報を中心に8割ぐらいの力で好きなことを書いてマス.Apple,ガジェット,自転車好き.将来は海外で論文書きながら暮らしたい.

大学院博士号の取得は簡単じゃない.修士課程とは全く違う世界が広がっていた.指導教員が急に怖くなる..マジだ.

今日は博士号取得に関連して,大学院への進学を考えている人に向けて大学院進学へのメリットを解説する.

大多数が抱く大学院のイメージ

自分は大学を22歳で卒業後,すぐに大学院に行かずに就職した.

理由は医学部で即就職できるライセンスを持っていること.だから就職先にもそんなに困ることはなく田舎であっても就職はできた.これは選んだ学部が良かったとしか言いようがない.

でも,大学院に進学する人は何人かいた.

当時の自分は,大学院はってところは「就職したくない人が行くところ」「金銭的に余裕がある人が行くところ」って思ってたんだ.おそらく今も大多数の人がそう思っている.

進学して何かメリットがあるの?って言う人が多い.この記事の読者もそう思っているに違いない.大学院に進学するより就職して車買ったり,遊びたいって気持ちの方が上だった.

大学院に行くより独学がいい?

就職しても学ぶことは必須だ.このブログだって学んだことを発信するために書いているし,仕事でも資格を取ることだってあるから学ぶことからは人生逃げられないだよ.

好きな仕事に就けていますか?って質問.

日本の教育課程ではセンター試験が人生を決める.センター試験の点数で職が決まると言ってもいい.医療系の大学を選択したのは就職に困らないから.だから医療には一切興味ない.

自分はWeb関係だったりプログラミングが好きだ.これを仕事にしたかった.だから大学時代も就職後も独学で勉強してた.

大学院で好きなことを学ぼうかなー?って思った時もあったが,

国立に大学院でも年間の授業料は55万程度は必要だ.さらに学会参加費用だったり,パソコン購入費だったり必要な費用はそれ以上.

その分を独学に回せば,相当自己投資ができる!どれだけ高い本が買えることか!?

独学の限界に遭遇してしまう...

結論から言うと,独学の限界はアウトプットの場の少なさだと思う.ブログを書き始めたのもアウトプットをしたいがため.

独学では論文を書くノウハウも,論文を提出する雑誌の情報もない.学会も自分で探して参加しなければならないし,国際会議なんて自分一人では怖くて行けねー.

そんな中,就職してある程度時間も経ち仕事にも金銭的にも余裕がでできた.

欲しいものが無くなったといばいいか,自己投資が最高のご褒美と感じ始めた.

気がつけば院試の申し込みをしていた.何やってんだ自分!!

大学院にもっと早く入学すべきだった

結局,社会人大学院生という枠だが大学院に入学していた.

でも正直,勤務後の授業はしんどい.社会人大学院生ってほんとに可哀想な存在.明らかに大卒後すぐの院生との時間的な余裕が違う.これは後輩にも伝えていることだが,院に行くか迷った時は絶対に行くべき.

しかし,大学院入学後は,速攻で論文が作成でき,国際会議も年間2回も参加できた.学ぶノウハウも違う.研究室として積み上げてきたものを学べるので効率が違う.

独学は自己満だが,研究は明らかに世にための貢献であって最良のアウトプット手法だ.

社会人大学院生は難しくなる

ここでタイトルの社会人大学院生の件だが,日本での博士号の取得が海外より圧倒的に少ないのは有名.

これも日本の教育課程と就職体制が良くないのだが,

「博士号取得者を採用しても,年齢と給与が高いわりに即戦力ではなく,手間ばかりかかってしまう」という認識が日本企業では一般的.

用は「使えない屁理屈人間」が量産されるのが日本の大学院であって,大学院卒全員ではないが,そういう人材が多いのは雇う側の企業を見ればわかる.

それを打開しようと,今大学院では院生中に論文の執筆を強く押そうとしている.社会人大学院生みたいに,仕事しながら院生なんて甘いことは出来なくなっていくのである.

こうなれば,より日本の博士号取得は減り,海外に人材が流出していくのが目に見えている.

自分も,使えない人材にならないように頑張りまーす.

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