大学や大学院なんかの研究機関ではAppleユーザーが多いと感じませんか?.
学生はまだWindowsを使うことが多いかもしれないが,大学の教員や教授はApple製品をよく使っている.
なんでApple製品をよく使うのか?カッコイイからでしょうか??
違うんです.
ちゃんとした理由があるから教授達はApple製品を使っているんです.
今日はその理由と教授が持っているApple製品をピックアップしたいと思います.研究室で使用されているApple製品は一般の方々にも参考になるはずです.
ちなみに自分はApple製品を推奨してます.
単にカッコイイからではなく研究の「道具」となるからで,ブログ書くのももちろんApple製品です.
教授がApple製品(特にMac)を使う理由
教授と言っても医療系だったり工学系,心理学系だったり分野は多岐に渡りますがパソコンを使っていない教授は少ないと思います.
大学の講義でパソコンのスライドで資料を見せながら授業を進めたりもするし,研究にはパソコンは不可欠なものです.
よっぽどポンコツ教授ならパソコンは使わないかもしれませんが,コロナでリモートが推奨される中でパソコン使わない教授はいい度胸していますね(笑)
MacかWindowsか
皆さんも大学入学時に大学生協でパソコンを購入させられたことがあると思います.
右も左も分からないのに大学生協から「みんな買ってますよー」とか「授業で使いますよー」とか言われて謎スペックで買わされるやつです.
周りの皆も買ってるし自分も買わないと心理で買ってしまう.
世間はまだ圧倒的にWindowsはが多いし,Windows対応のソフトが多い.
でも大学のような研究機関ではその常識が通用しないんです.
Windowsが主流となったのは1995年頃で,大学の教授は当然,それ以前から研究に関わっています.
当時はUnixベースのパソコンや「Macintosh」がメインで研究資産であるデータはこれらに保存されています.
Unixは最も古いOSの一つですが,MacのベースもUnix.だからUnixユーザーはMacをなんのストレスもなく使えるし,Unixコマンドは自分も研究で使っています.
新参者のWindowsに乗り換えたところで研究資産を失うわけにはいかない.
Macを使用し続けるのは研究資産を守るためなんです.
東大ではMacが1000台以上一瞬で売れる
東大駒沢キャンパスでは2016年から推奨パソコンはMacになっています.
Windowsパソコン販売時はそこまでだったようですが,推奨パソコンがMacになり大学生協で取り扱いが始まると1000台以上が一瞬で売れるらしいです.
自分の大学でもMacの取り扱いがされているし,実機が置いてあるのはMacだけ.Windowsが欲しければカタログから注文することになってしまう.
東大生がMacをこぞって買うのは,スタバでMacBookをオシャレに使いたいわけじゃないんです.変態野郎てわけでもないです.教授が持っている研究資産を得るためなんです.
Microsoft Officeの呪縛
Windowsを買う理由として大勢の人が利用しているってのが一番ですよね.
「互換性」と「操作性」を考えて購入する人は多いです.
互換性についてですが今はWindowsもMacも共通のソフトは多いし,Windowsしか動かせないソフトがあるなら一時的に誰かに借りるか,Mac上でパラレルにWindows環境を構築すればいいわけです.
文章作成は「ワード」でプレゼンは「パワポ」って常識が浸透していますが,教授たちはこう言うのを嫌います.ビジネスマンなら取引先でプレゼンする際に互換性であったり,対応する接続端子の関係でWindowsを使用しなければならない場面がありますが,研究の場合は別です.
確かにワードやパワポは使い勝手が良いですが,みんな同じで気持ち悪いです.
文章のやり取りは基本的にPDFで行いましょう.そして論文の作成や論文提出はTeXもしくはPDFが基本でワードは使わないのが基本です.
Microsoft Officeを使うが故にWindowsを買う習慣はやめたほうがいいでしょう.一部のソフトのせいで自分の可能性を失ってしまってます.
プログラミングは断然Mac
プログラミングに関してはLinuxがベストかもしれないが汎用的に使うなら断然Macです.
Unix環境がMacではデフォルトで使用できますし,PythonやRubyは既にインストールされています.Windowsで同じことをしようと思うと環境構築からしなければならないし面倒です.
iPhoneアプリを開発しようとするとMacでないと作成はできないです.
結局のところMacはWindowsを兼ねています.それなのになぜ皆一部の機能しか使えないWindowsを使い続けるのでしょうか.
全てがストレスなく繋がる
Apple製品を使用すれば,MacからiPadやMac同士の接続もストレスなく使用できます.連携機能がストレスないのもAppleを使う魅力の一つでしょう.
デスクトップで行っていた作業をわざわざUSBやクラウドサービスへ保存しなくても,手持ちのノートパソコンで作業を再開する際もMacなら何も考えずに使用できます.
Appleの接続機能なら,
- Handoff
- ユニバーサルクリップボード
- iPhone セルラー通話
- SMS/MMS 転送
- Instant Hotspot
- 自動ロック解除
- 連係カメラ
- 連係スケッチ
- 連係マークアップ
- Sidecar
- AirDrop
- Apple Pay
これだけの機能があります.各OSで最適化された状態で連携できるので,忙しい教授もストレスなく使えますね.
教授が使うApple製品4選
てことで教授は研究資産の保護とストレスなく連携できること,プログラミングに適している点でApple製品を使用します.
後は教職員価格で購入できたり,研究費の関係で毎年最新のApple製品を買い替えられるから必然とAppleだらけになってしまうのかもしれないが,教授にりんごを与えておけば喜びます.
研究室で教授がよく使っているAppleデバイスを挙げてみます.
MacBook Pro
意外とiMacみたいなデスクトップは使っていないんですよ.持ってる教授もいるが基本的にモバイル性を重視し,ノートパソコンが多いですね.
デスクトップでも限界があるような大規模計算はサーバーを利用するが,サーバーならMacOSサーバーよりLinuxサーバーを使用します.
そしてSSHでサーバーにログインして演算させたりします.
MacBookなら授業や講義にも持っていけますし,学会にも持っていくことができます.MacBook Proなのは単純にステータスなのかMacBook Airを使っている姿は今はほとんど見かけなくなりました.
教授のMacBook Proは基本的にフルスペックカスタムされていてバカみたいに高性能状態で使用してます.
iPad
最近使用している教授を見かけるようになった.授業とかプレゼンはすべてiPadで行うし,板書はiPadとスタイラスを使用してプロジェクターに投影する.
ノートパソコンより手軽だし,iPad OSは動作が安定しているので途中で止まることもない.最近のおしゃれ系教授は皆一台は持っている.
でもなぜかiPad Proではなくて普通のiPad.
iPad Proでするような作業はパソコンでするため必要ないと思っているようだ.だから教授によってはiPadが至る所に転がっていて教授も把握していない.でもどのデバイスをとっても連携されているから教授は困らない.
Mac OSからiOSに乗り換える教授もいるが結局はパソコンありきの使用をしている.
Mac mini
もっとも簡単に作成できるWebサーバーはMac miniで構築できる.
教授たちは自前のサーバー環境をMac miniで構築している.大規模な計算はLinuxサーバーで行い,簡単なストレージ機能やメールサーバー機能はMac miniで行う.
一台でも購入すれば十分なMac miniがまるで本棚のように並べられている.多分どれがどの役割を担っているかは教授は把握していない.
iPod Touch
意外とiPhoneを持っている教授は少ない.おそらく年齢的にも教授と呼ばれる人たちは40歳を超えている.あまり誰かとSNSを使って連絡したり,Lineをしたりすることも多くない.
ただポケットに入れるiOS端末はiPhoneかiPod Touchしかない.てことでiPod Touchを使用しているのだろう.学内に入ればWiFi難民になることはないし,iPhoneよりコンパクトでかさばらない.
実は自分もiPhoneの最新版を追うことはしないです.
連絡手段としてのスマホはAndroidで十分.Apple製品はMacBookとiPadで事足りるので新型iPhoneより新型iPod Touchの発売を期待しています.
Appleさん聞いていたら出して欲しいですね.
以上です.